土壌汚染問題の解決サイト Solution Provider for Soil Pollution Problems

土壌汚染事例集

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土壌汚染問題の解決サイト Solution Provider for Soil Pollution Problems 「土壌汚染問題の解決サイト」では、土壌汚染に関する対応事例を紹介します。(鈴木経営工学コンサルタント 相談役 鈴木茂) Q1(継続所有地の土壌汚染問題):事業用地の継続使用か売却すべきか・・どのような筋道を立てて選択していくべきでしょうか!?

 先代の父親から社長を引き継いで従前からの製造工場の経営5年目になります。構内に点在している特定施設は、排水路で繋がっていて排水処理設備に集水処理して、敷地外の公共用下水道に放流しています。

 父親の代から特定有害物質を使用していて過去に漏洩事故や操作ミスによる漏液事故等があったので、構内に土壌汚染があることは十分に想定内です。操業中の事業は既に時代の要請から遅れて事業収益性が見込めなくなってきたので、そろそろ引き継いだ事業を見直す潮時だと考えています。

 将来は、既往事業の解体跡地に新規事業を建設創業するか、当該地を売却するかの二択の選択に掛かっていると思います。逡巡しているのは、土壌調査をして土壌汚染が見つかってしまえば莫大な土壌対策費がかかりそうです。高額の土壌対策費が必要となるとすれば、新規事業計画も土地売却事業もメドが立たなくなってしまい途中で頓挫しそうです。

 それどころか、土壌汚染が見つかったら現状で土壌対策をしなければならなくなるようなら、一切土壌調査をしないほうが良いとも思ったりします。

 ・・かと言って、現状の事業のままでは、やがてはじり貧になりそうだし、中々まとまりが付かない悩ましい状況になっています。どのような筋道を立てて選択していけば良いのでしょうか。

  Q2(有害物質の地中拡散伝播経路問題):汚染物質は一体、地中をどのような経路で伝播して拡散しているのでしょうか!?  特定施設を廃止して土壌調査を行いました。特定施設のコンクリート基礎の直下の砕石層付近を中心に、地表面から深さ1メートルまでは特定施設で使用していた有害物質が発見されました。  その更に下方の地盤からは深さ9メートルまでは土壌汚染が全く発見されず、深さ9メートル以深にある地下水からは、かつて使用していた特定有害物質が深さ15メートル付近にある岩盤までの深さで、かつ広域に下流域に渡って検出されました。  不思議なことに、最も深い岩盤部付近の地下水の汚染濃度が極めて高いことが分かりました。汚染物質は、深部に伝わるに従って、徐々に薄くなっていくように思いますが、深度が深くなるにつれて、濃度が濃くなるなどという”気持ちの悪いこと”があるのでしょうか。  特定施設から漏洩した有害物質は、どのような経路を伝って地中を伝播して深部にある地下水だけを汚染したのでしょうか。・・何か、納得のいく説明が付きそうでしょうか。  

Q3(原位置揚水リバウンド汚染問題):原位置揚水浄化中にむしろ地下水汚染濃度が高くなるなんて、そんなことが起きるのでしょうか!?  操業稼働中の生産工場の構内で、原位置での揚水浄化工事に着手して3年目に入りました。その間、工場の担当社員を付けて地下水浄化実績の経過を観察モニタリングしてきました。  最初の1年目はモニタリング井戸の観測数値は順調に低減していき、2年間でほとんど浄化工事は完了するかの良い傾向にありました。ところが、2年目の後半になってからは、むしろ、有害物質の観測数値は徐々に上がり始めました。  浄化対策をしている内にむしろ汚染濃度が高くなるはずはあり得ないと考えて、濃度上昇などは単なる偶然であり、また低減するであろうと考えていました。当初は浄化完了の目標年を3年と考えて取り組んで来たのですが、その3年目に入ってからは、むしろ汚染濃度が高止まりする傾向にあります。  一体、地中で何が起きているのでしょうか。その原因はどこにあるのでしょうか。浄化対策工事を行っている間に、汚染濃度が高くなることなどあり得るのでしょうか。  対策工事計画の何が間違っていたのでしょうか。また、今後どのような施策を施せば良いのでしょうか。  

Q4(相隣もらい汚染問題):高台にある隣地工場からの地中漏洩による「もらい汚染」と考えているが、隣地工場は平然として全く気付いていない様子なので言い出しにくい状況です。良い方法はあるのでしょうか?  弊社工場は工業団地の中腹にあり、特定有害物質を使用しながら生産活動を行ってきました。弊社工場の上流側の隣地には弊社とは異なる有害物質を使用している工場が操業中です。構内に設けた地下水のモニタリング井戸の水質検査を行っていますが、近年5年ほど前から、弊社では使用履歴の無い特定有害物質が地下水環境基準以下ですが検出されるようになってきました。  2年前には、隣地との敷地境界線付近のモニタリング井戸で、遂に地下水環境基準を超過する汚染が検出されました。弊社敷地への汚染流入による「もらい汚染」に違いないと弊社の社内では結論付けてはいます。 当社が汚染に気付いてから最早や5年にもなるのですが、地元の企業組合の会合等で隣地企業の幹部に会っても全員が平然としていて汚染漏洩のことなど全く気が付いていない様子です。・・その旨隣地工場に抗議したいと考えていますが、微妙な相隣関係がこれまでも何件かあったことからも、果たしてどのように対応するのが最良の施策か思案中です。  このまま何もしない訳にはいかないものの、もし「もらい汚染」でなかったら隣地との関係が更に悪くなるとも考えられ、尚更に踏み切れないものがあります。   

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